アドラー心理学・ELM(エルム)講座や、

 

 

特別養護老人ホーム及び利用者宅への

 

訪問リハビリテーションを行っている、

 

 

理学療法士の山田 鷹です。

 

 

 

 

 

 

ライフ・スタイルを分析してもらいました

 

 

じつは一昨日、自分のライフ・スタイル

(「アドラー心理学」用語で、一般的には

  性格とか人格と呼ばれているもの)

 

 

分析をしてもらえる機会がありました。

 

 

 

 

 

 

この3月に修了した

 

 

アドラー・カウンセラー養成講座」の

 

 

同期メンバーで、

 

 

 

 

Zoomというなんともイカした

 

サービスを駆使して、

 

 

 

夜な夜なネット上で

 

会議を開いているんですね。

 

 

 

 

 

 

で、その会議では、

 

 

 

幼少期の家庭環境や交友関係、

 

 

どのような仕事をしてきたのかなどの

 

 

情報をふまえつつ、

 

 

 

 

早期回想」について

(ある日ある所での、ありありと視覚的に思い出せて、

 かつ感情をともなった特定のできごとに関する思い出のこと。

 始めと終わりがあって、できれば10歳くらいまでのこと。)

 

 

各メンバーがそれぞれの視点で

 

推測をしながら、

 

 

 

その「早期回想」の持ち主の

 

ライフ・スタイルを分析していく

 

 

 

ということを、順番で行っています。

 

 

 

 

 

 

そして一昨日は、

 

 

僕がその分析をしてもらえる番だったのです。

 

 

 

ーーー

 

 

 

僕のライフ・スタイル分析の詳細については

 

ここでは取り上げませんが、

 

 

 

 

 

自分の人生について

 

 

真剣に耳を傾けてもらえる時間は、

 

 

 

とてもありがたいものでした。

 

 

 

 

 

 

また、よーくよく知っている自分の事について

 

 

自分が考えたときには、

 

 

 

どうしても過去からの延長線上で

 

 

自分をとらえるということになりがちなので、

 

 

 

否定的な言葉で表現してしまう部分も

 

 

やっぱりたくさん出てくるのですが、

 

 

 

 

 

 

今回のように自分以外の視点を借りることで、

 

 

 

まさに今の自分から受ける客観的な印象を

 

 

 

肯定的な言葉で表現してもらえる体験は、

 

 

 

とても気持ちの良いものでした。

 

 

 

 

 

 

あたたかな勇気づけに溢れた言葉を

 

 

かけ合える関係性って、

 

 

 

やっぱりいいですね。

 

 

 

 

 

 

こんなに気持ちがポカポカする

 

 

時間を創り出せる「ライフ・スタイル診断」って

 

 

すげぇな〜と、

 

 

 

 

「アドラー心理学」すげぇな〜と、

 

 

 

あらためて実感したのでした。

 

 

 

 

「自分らしさを捨てれば、自分らしさが更新され、自分らしさが広がる」

(中略)

 身だしなみ、立ち居振る舞い、考え方、生き方、人とのつき合い方。
 いつしか似合わなくなったいつかの「自分らしさ」を捨て、今の自分が良いと信じたものを選ぶ。そうすることで、新しい自分らしさができていきます。

─ 松浦弥太郎「「自分らしさ」はいらない くらしと仕事、成功のレッスン」pp5

 

 

その翌朝からたまたま読んでいた本の中にも

 

 

こんな一節があり、

 

 

「うん、うん。そうだ、そうだ。」

 

 

と、一言一言が沁みわたるのでした。

 

 

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

品川、すごい久しぶりだな *

 

 

 

 

 

 

さて、少し前置きが長くなりましたが、

 

 

 

先日、4月9日(日)に、

 

 

 

人生を変える幸せの腰痛学校」の著者、

 

 

 

伊藤かよこさん主催の読書会 @品川 に

 

 

参加してきました。

 

 

 

 

「腰痛学校読書会」 多くの人に来てもらいたい、と思っていたのですが、 前回の雰囲気がとても良くて、 「これくらいの人数でいいんじゃない?」 という話が出ました。 「そういわれればその通りだな」と深く納得です(^^) 楽しいことをやっていれば、人数とか集客とか、 どうでもよくなる(笑) 先に楽しむ、と、結果うまく行く 先に笑う、と、結果いいことがやってくる ということを体得しました。

伊藤 かよこさんの投稿 2017年4月10日

 

 

 

 

 

 
 
「医療 × アドラー心理学的幸福論」の空気感に触れるために *
 
 

僕は普段、高齢者の方のお宅や、

 

 

老人ホームなどを訪問して、

 

 

 

 

高齢者の方ご本人や、

 

 

その家族の方などと話をしながら、

 

 

 

どういった生活を送っていきたいのか?

 

 

ということについて考えたり、

 

 

 

 

その生活を送っていくには

 

 

なにが必要なのか?などについて

 

 

一緒に話し合ったりもする

 

仕事をしているのですが、

 

 

 

 

 

そういった仕事をしていく中で

 

 

「幸せって何なんだろうか?」

 

「その方にとっての幸せな生き方って

 どんなものなんだろうか?」

 

 

といったような事について

 

 

よく考えることがあるんですね。

 

 

 

 

 

 

これらの問いに関して

 

 

自分なりにいろいろと考えてきた中で

 

 

出会ったのが「アドラー心理学」であり、

 

 

 

 

その中で触れられている「幸せ」が

 

 

いまの僕にはいちばん納得感があるので、

 

 

 

「医療 × アドラー心理学的幸福論」について

 

 自分なりに考えて、

 

 

関わりのある方々に伝えてみたり、

 

 

 

そのことについて一緒に話せる仲間が

 

 

欲しいなと感じていたところ・・・

 

 

 

 

 

 

ちょうどそんなタイミングで、

 

 

「腰痛」とか「幸せ」といった言葉が

 

 

一緒に語られているこの本を

 

 

偶然書店で見つけたのです。

 

 

 

 

 

そしてこの本がまさに、

 

 

 

これまで繋げていきたいなと思いながらも、

 

なかなか自分のなかで繋がってこなかった

 

 

「医療」と「アドラー心理学的幸福論」を、

 

 

 

見事な文章にのせて

 

 

繋げてくれているものだったのです。

 

 

 

 

 

そんなきっかけから

 

 

かよこさんと一緒に学びたいなと思い、

 

 

 

今回から参加させてもらいました。 

 

(→この本に関する僕の感想はこちらからどうぞ)
 
 
 
 
 
 
 
慢性痛経験者・医療従事者・著者が同じ目線(横の関係)で意見交換できる時間 *
 
 
 
この読書会では、
 
 
 
 
参加者である誰か個人のことではなく、
 
 
 
 
小説の登場人物を軸にしながら、
 
 
 
自分の感じることや考えていたことを
 
 
伝え合うことができるので、
 
 
 
 
 
 
全員が同じ向きを向いている感覚があり、
 
 
 
 
 
また、誰かいち個人の人格を否定したり、
 
 
 
これまでの具体的なおこないを
 
 
原因論的に指摘し合うような
 
 
雰囲気になることもなく
 
 
 
 
建設的で、安心・安全な場
 
 
なっていたように感じます。
 
 
 
 
 
こんな雰囲気だったら、
 
 
自然と対話は増えていくだろうし、
 
 
 
 
 
ただその場にいるだけでも
 
 
 
いい気分を度々味わうことができるので、
 
 
 
 
こころとカラダを整えるには
 
 
 
いい空間だなぁと感じました。
 
 
 
 
 
 
 
医療従事者にとっては、まさにEBMとNBMの統合実践の場 *

○ EBM=科学的根拠に基づく医療

○ NBM=物語と対話に基づく医療

─ 斎藤清二「改訂版 医療におけるナラティブとエビデンス 対立から調和へ」pp6を参考に
 
 
 慢性の痛みに悩まされている方は、
 
 
その人なりの病いの物語」を
(個別の患者が体験している病気の主観的な側面)
 
 
みんなが持っています
 
 
 
 
 
 
それと同時に、
 
 
その治療にあたる医療従事者の方も、
 
 
その人なりの疾患の物語」を
(医療者が患者の「病い」を
 医学的に解釈して構成した物語)
 
 
 NBMの観点からの治療をあえておおざっぱに表現すると、患者の「こんなことで困っていて、こうしてほしいんです」という語りを引き出し、「なるほどそういうことですか。でも私の方から見るとあなたはこんな状態だから、こんな風にしたらいいんじゃないかなと思います。でも、いやだったら別の手もありますし、決してそれで見放すわけではありませんから遠慮なく言ってください」というような対話を通じて、互いの物語をすり合わせていくプロセスということになる。そして、そういった交流の中から、患者と医療者の双方が共有できる新たな物語が浮かび上がってくることを目指すのである。
─ 斎藤清二「改訂版 医療におけるナラティブとエビデンス 対立から調和へ」pp81
 
 
慢性痛経験者のかたが、
 
 
「○○は・・・だからだと
(私は)思うんです」
 
 
「○○だったから、
 ・・・してきたんです」などと
 
 
それぞれ自分の「病いの物語」を語り、
 
 
 
 
 
そしてそれを受けて医療従事者たちが、
 
 
「○○では、・・・ということが
 多いようなんです」
 
 
「○○だったら、・・・してみると
 いいのかもしれませんね」
 
 
などと、それぞれの「疾患の物語」を伝える。
 
 
 
 
こんな風に、まさにEBMとNBMの
 
 
統合実践の場だったようにも思います。
 
 
 EBMとNBMを実際の臨床現場でどのように統合するかについての、筆者の考え方はおおむね以下のように説明できる。臨床実践における基本的な姿勢(スタンス)として、ナラティブを尊重する態度を採用する。
(中略)医療者の物語を、唯一の真実と考えるのではなく、さまざまな物語の多様性を認める。しかし、これらの多様な物語の中でも、エビデンスはとりわけ重要な意味を持つ。医療者は、エビデンスとは何を意味しているのかについての正しい理解と、現時点で手に入る最良のエビデンスを、医療者の物語の一つのストックとして携えておくことを心がける。そして最終的には、患者や家族との対話において、エビデンスをも含めた複数の話題を丁寧に取り交わすことによって、とりあえずの方針を決めていく。エビデンスは、臨床判断を単独で決定するものとしてではなく、あくまでも対話の中で利用できる道具(ツール)の一つとして用いられる。このようなエビデンスの用い方は、EBMの観点から言っても、間違った使用法であるとはいえない。
─ 斎藤清二「改訂版 医療におけるナラティブとエビデンス 対立から調和へ」pp142
 
 
僕自身は、慢性痛経験者ではなく、
 
 
 
西洋医学の知識に基づいた「疾患の物語」に
 
 
距離の近い理学療法士という
 
 
立ち位置になるので、
 
 
 
 
今後も、慢性痛に対するエビデンスを、
 
 
 
一つの「物語」として
 
 
場に提供できるように努めながら、
 
 
 
 
楽しく学んでいけるといいなと思います。
 
 
 
 
 
 
読書会は今後も毎月開催予定で、
 
 
次回は5月14日(日)です。
 
 

 

{5C2916E2-9B18-455B-ADE7-67C9BE9DD370}

(著者の伊藤かよこさんと)
 

 

 

 

 

 

【おわりに】

今年の桜はかなり長持ちで、個人的にはとても嬉しいです♪

最近は、「よし!花見だー!!」と、意気込んでの花見はせずとも、通りすがりに桜を愛でることで満足できるという能力を身につけたので、毎日がルンルンなのです( ̄▽ ̄)

 
 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

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* 2017.04.03 * きたよきたよ桜がとうとう🌸 * * * #桜 #さくら #cherryblossom #pink #花 #flower #flowerstagram #空 #sky #blue #東京 #tokyo #japan #scene #scenery #nature #naturephotography #iphonegraphy #春 #spring #sunny #どこからこんなに人が っていう #自分もその一人

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