おはようございます。山田 鷹です。
世代間でこれまで意図せず引き継いできてしまったある種の負の連鎖は、
自分がその負の連鎖に気づいたなら、
自分の代で鎖を断ち切ることが重要なんだと思う。
そんな話が、昨日、友人と話をしていた時に出てきました。
その友人の会社の同僚に、50歳ほどの男性がいて、
その方が仕事中、ことあるごとに同じフロアの(友人も含む)同僚に、
特に重要な用事もないのに話しかけてきたり、
自分の行動を大きな声で、でも独り言のようにつぶやいたりする場面が多くて
困っているという話でした。
いわゆる「かまってちゃん」というやつです。
その男性は正規社員だけど、友人は非正規社員。
しかも、フロアは同じでデスクも近いが、部署は違うし先輩。
そんな状況において、仕事量自体もかなり多い友人が、
職場環境の改善のために立ち回ることはなかなか難しいようでした。
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そんな話をしているうちに、
そのような「かまってちゃん」にその男性がなってしまったのは、
やっぱり親の責任が大きいのかなという話になりました。
(その男性の家族の詳細はわからないようでしたが)
ただ僕がそのとき思ったのは、
(ある時から常々思っているのは)
もちろん親の責任の大きさもあると思うけど、
その親もまた親がいて、その親にも親がいる。
ずっと続いているから、全ての責任がその男性の親にだけ
あるわけではないのではないかということ。
もちろん、その世代の人々を取り巻く社会全体の雰囲気なども
そこには関与しているし。
だから誰がどれだけ悪いということを、
掘り下げていっても明確な原因は本質的には分からない。
ずっと堂々巡りで、どんどん陰湿な方向へ向かってしまいます。
じゃあ何が出来るか。
原因追求・犯人探しはある程度まででやめにして、
いまそのことに気づいた自分は何が出来るのか、
これに集中することだと思うのです。
世代を超えて繋いできた(自分が思う)負の連鎖に気づいたなら、
それを自分の代で終わらせる。
そんな毎日を送っていくことが、
なによりの親孝行ではないかと思うのでした。
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最後までお付き合いいただきありがとうございました。